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美堂龍馬は甲子園でも大活躍を見せた。
一回戦、長崎代表の長崎第一を4一2で下す。
美堂は先発として出場し、9回被安打6、2失点1四球の完投勝利を収めた。
そして続く二回戦、岩手代表東政大付属を延長11回の激闘の末5一4で勝利した。
美堂はこの試合も先発として出場し七回2失点の好投を見せた。
MAX144キロのストレートにウィニングボールである大きく沈むシンカーを武器とする本格派右腕。
完成された実力に女性を魅了する甘いマスク、そして一年生とは思えないマウンド度胸から野球関係者や新聞記者たちは美堂を『四国の怪童』と騒ぎたて美堂龍馬は全国から注目を集める存在になっていた。
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