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スカウトや観客の注目が集まるなか、美堂は3回戦に臨んだ。
相手は春の選抜王者、神奈川代表横浜学園高校だった。
「美堂!今日も先発でいくぞ!相手は選抜王者だがお前のピッチングだったら十分通じる。ベストを尽くしてこい!」
監督に告げられ軽くアップをしていた美堂は本格的に投球練習を開始した。
肩も温まり仕上げに投げた最後の1球。その時、美堂は肩に微かな違和感を感じた。
疲れが溜まってるのか…?
しかしその時、美堂は気にとめず味方ベンチに帰った。
もしこの時、肩の違和感をもっと気にしていれば…、もし違和感を訴えてこの試合投げなければ、この後起こる悲劇をふせげれたのかもしれない…………。
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