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ああそうだった。 何時もの朝は、あの人にコーヒーを煎れてもらいながら他愛ない話をして、1日が始まる。 それは、ほんの数日前まで続いていた暖かな一時。 どんなに求めても戻る事の無い日常。 「そろそろ時間だ。」 立ち上がり鞄を持とうと見回すが、見当たらない。
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