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あれから数日が経ち、第88装甲機鋼兵団は、九州北部に拠点を置き、あらゆるテストを繰り返していた…。
フレデリック軍曹「隊長~。アリゾナの話聞きましたか?」
キリーク「ああ。603がテストした話か。」
数日前、アメリカ大陸アリゾナで、連邦軍に乗っ取られたザク6機を、1輌のモビルタンクが全滅させたと言う話が、この第88装甲機鋼兵団にも入っていた…。
フレデリック軍曹「隊長。連邦軍も、対MS小隊などで、ザクを分捕って使ってるらしいですよ。まったく、他の部隊は、何やってんだか。」
少し呆れたように、フレデリックは、キリークに話しかけた。
キリーク「フレデリック。敵も頭の柔らかい連中がいるってことだ。我が軍の兵器を使って近づけば、騙すことも出来るし、容易に基地に近づくことも出きるからな。」
葉巻に火を着けながら、キリークは空を見上げていた。
ゴーーー……
上空を一機のガウが通過していく。
通信兵「隊長!ガウより入電!第88兵団の位置を、マーカーで知らせるようにとの事です!」
キリーク「また何か贈り物でも届くのか?」
葉巻を地面に押し当て、キリークとフレデリック軍曹は、テントへと向かった。
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