新城 馨

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やることと言っても、 これといって大した仕事はない。 まずは店内の清掃。 この店では何故か酒以外にも 幅広くメニューが存在するため それの仕込み。 大まかに言えばその2つ 3時間ほどして、粗方仕事を終えると 店に置いてある雑誌を読む。 いつもこんな感じで時間を潰している しばらくして、司さんが用事から帰ってき 談笑をしながら開店の準備をした。 開店はなかなか早く、14時から。 開店してすぐはまだ、 店の中はガラガラで 18時を越えると、徐々に客足が増える。 24時頃には少し客足も減っていき その頃を見計らって俺はあがることになっている 朝から晩まで店にいることになるが 朝、昼にかけては暇な日の手伝いと言った感じ。 ちなみに俺が帰宅すると 司さん一人で店を回すことになってしまう。 「もう一人くらい人手欲しいよ」 という呟きが常だ。 そして、今日のバイトを終えると帰路へとついた。
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