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嫌な夢を見た。
忌まわしき過去の夢。
償うことのできぬ罪
罪というのは少し語弊がある。
彼が抱いたのは罪の意識
それは同時に自らの心をも、
傷付けていた。
いつの間にやら
深く深く記憶の底に根付くそれは
彼に決して安息をもたらせない。
神の悪戯か運命か定かではない
しかし、何事にも必ず「意味」がある
相手も傷付き彼自身も傷付けた
恨みや罪の意識。
償いは無理でも
救いが欲しい。
恨み哀しみを一身に背負った幼き頃の彼
そして図らずとも
その罪、変えられぬ過去を
一生背負い続けるであろう彼に、
未だにまだ付いて回るは
人殺しの罪。
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