253人が本棚に入れています
本棚に追加
「伝言です。」
聞き間違いかと思った。
伝言?
まさか母さん?
それとも父さんが………………?
「『本当に申し訳ないことをした
謝って済むことじゃないのは
分かっている。
僕もずっと逃げていた。
だけど罪を償う。君と一緒に。
もしも君が許してくれるなら
あのオルゴールと同じ気持ちで
君を待っていたい。』
以上です。」
読み終えた紙を私の前に置く。
「彼を泳がしていた甲斐が
ありました。
これで清水 翔平の罪も裁ける」
刑事が深い溜め息をついた。
最初のコメントを投稿しよう!