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ある日のことだ まぁ細かく言うと始業式の日のことかな 普通 学校は正門から入るもんなんだろうが今僕は割れた窓ガラスから無理やり校内へ入ろうとしている 理由だって? 火事 自殺したいのかって? いいや ちょいと子供が逃げ遅れたらしい お前が助けに行かなくても誰かその子助けてくれるだろ そうなんだろうが足が止まらないだ この後とんでもないようなことが起きそうな気がするんだ だったらなおさら助けに行かない方がいいだろ だから足がとまらないんだっつうの 手なんて血まみれじゃねえか そこまでして何故子供を助けたい …だから足が・・・・・ 僕は気が付くと小さな女の子を抱え屋上に立っていた 物凄い煙だ 息が苦しい もうダメなのかもしれないな こうなったら 子供 すまない 力貸せ つっけんどん! 僕そういいながら光る子供の体に手を突っ込み 何かをつかみ 取り出した 出てきたものは… 生命の手綱 意識を失った女の子を抱え屋上の柵に巻き付けた この手綱の能力は生命の持つものが掴むと手綱が同化したように決して手が滑らない 僕はブレザーをヒモのように使い女の子を僕に縛り付けた その時女の子の小さな胸が俺の背中を暖めた むふぅ☆ いかん! いつもの癖だそんな幸せに浸かってる暇はない 僕はそのヒモを使いなんとか下に降りその場から遠ざかった すると バーン 屋上からが完全に吹き飛んだ 生命の手綱がっ!! すぐサイレンが近づいてきた 僕は仕方なく女の子を残しそこから逃げた
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