突っ慳貪

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自己紹介が全員終わるとすぐに始業式が始まるようで急いで廊下に並べさせられ小走りで体育館へと向かう それは有賀良亮へ質問をする暇などなくした そっと胸を下ろす良亮 体育館に入るとこれまたすぐ様に式が始まった まず 校長の挨拶 30分 校歌斉唱 5分 歌い終わった時 有賀はステージの幕をみた 揺れている そう思った瞬間 天井と床がきしみ すごい揺れが体育館を襲った 地震だ すると上の鉄骨が悲鳴を上げひびが入り今にも落ちて来そうになった まじかよ… そして有賀良亮は叫んだ 「つっけんどん!」 光出す有賀の体 その中に手突っ込むと俺の腕を握りしめ俺を外に出した 落ちてくる鉄骨 「キル 俺と精神同化しろ!」 「わかった主人。」 主人 有賀良亮と一心同体になる そして走り出し 落ちてくる鉄骨をキャッチする あぶねぇ と安堵する主人良亮 すると揺れが収まる 全校生徒が鉄骨に注目する 鉄骨は小さな人間によって支えられている 注目する 鉄骨を床に差し俺は良亮に飛び込んで主人の精神へと戻った ヤバいじゃねえかこれ 今の全校生徒に見られたんじゃないか… しかし生徒たちは何も見ていなかったかのように地震の話題だけで持ちきっていた 一人を除いて その一人とは阿良々木暦 地震の方がなかったかのように有賀良亮の方を無表情に見る 式が終わり一年生はそのまま下校となった しかし阿良々木暦はすぐに有賀良亮のもとにきた そうして 「有賀君。 さっきの小さな子は何? どんな手品使ったかわかったんけど気味が悪い光景だったんだけど…」 「そんなの知らない。 阿良々木だけじゃないかそれ見えたの?」 いかにも主人は‐嘘をついたいます‐のような顔をしている 「そうね。 そうだったかも知れないわね… ありがとう気にしないで」 案外簡単に納得した阿良々木暦 そしてそっと胸をおろす主人有賀良亮 しかし続けて 「そうだ有賀君。 あなた生徒や先生・保護者たちから妙なこと言われていたわ。 確か… バカ… いえ… バク… ああ 化け物だったかしら…」 最初の2つは意味不明 よって有賀は一番最後の言葉だけに反応する事にしたようだ 「化け物かぁ…」 どうやら阿良々木暦なりにボケたらしい 「あなたひねくれてるって言われない?」
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