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「言われてないが…
それがどうした?」
「いえ
ならいいの。
化け物呼ばわりされて悲しい?」
「ああ
それか…
実はどうやら隠すの下手みたいで。
すぐばれちまうんだこの力のこと…
そのたびに化け物扱い…
なれたもんさ。」
「その力ってどういうものなの?」
無表情ながら疑問を送る阿良々木暦
「簡単だ
人の精神から感情を道具として取り出す。
そしてそれを使う。」
少し驚いた顔をする阿良々木暦
そして続いて言った
「それって錬金術…みたいなもの?」
「いや
似たようなもんだけど
ちょっと違うかもな
さっき見たように生物も出せるし
作るっていうよりは元からあったものを取り出すっていった感じだから…
あっ
もっと詳しいこと知りたいんだったら家来るか?」
ちょっと睨みを利かせた後
少し黙りこむ阿良々木暦
そして
「いや…
襲わねーよ!」
と言う良亮だった
「なら行くわ」
納得のいってなさそうな有賀良亮であったが二人は主人の家へと向かうのであった
家に着くと阿良々木暦を自分の部屋へと通し座らせた
そして彼女の前に紙が紐によって閉じられたものをだした
「これは僕がこの能力を手に入れた時に初めて取り出したものだ
突慳貪術についていろいろ書かれてる」
そこから主人有賀は手に入れた時のことを話した
時は10年前に遡る
5歳
有賀良亮は家族4人で父方の故郷に来て祖父母の家に訪れた
そこで子供の探求心をフルに活用して姉と祖父母の家を探検していた
そして行き着いたのが開かずの間
約500年もの間
開かないでいた掘り下げられて出来た蔵
そこに子供がやっと通れるような抜け道を見つけた
偶然に入ることが出来た有賀良亮は薄暗い中で日の光に照らされる1つの巻物を見つけたのであった
しかし当時は字が読めなかった主人はどうしていいかわからなかった
そこでアニメで見たシーンを思い出しかさぶたをはがし出てきた血をその巻物に拭ったのであった
そうすると
目の前が真っ白になり俺キルと出会った
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