序章

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シュシュッ 「うわああああ!!?? 」 俺の足元にぃいいクナイがクナイが飛んできた!? 「そこまでだ!和田 翔!」 そう声が聞こえた方に振り返ると屋上の扉の上に人影が、しかし逆光でシルエットしか見えない。靡くスカートの中身さえ見えない。くそっこんな時に!近くに行けば見えるか!? だめだこれ以上近づいても見えそうにない。 「くっここまでか…」 「そうよ。観念しなさい」 ………… 「ちょっと、状況が掴めないんだけど」 この静寂を破ったのは茜だった。 「とりあえず甲賀さんはそこを降りなさい。パンツ見えてるわよ」 「なにぃ!?茜の位置なら見えたのか」 茜の言葉を聞いて顔を赤らめて3メートルくらいの高さをものともせずに、甲賀さんは飛び降りた。 「んで、甲賀さん。 あなたはなぜ屋上へこの翔を呼び出したの?」 さすがクールビューティの茜様だぜ。冷静に状況整理をしてくださる。 「あ、あたしが和田 翔…くん…をここへ呼んだのはね! ……ぶっ殺すためよ!」
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