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今は曜子さんの車の中にいる。僕の家に既に到着しているのだか、曜子さんとの会話が終わってないためまだ車内に残っている。。
『翔君。本当にいいのね。』
曜子さんは僕に最後の確認をする。
僕は静かに、だけどはっきりと応える。
『はい。両親の事は忘れてはいけない事ではありますけど、捕らわれすぎるのも良くないと思ってるんです。だから…曜子さんには感謝してます。』
曜子さんは微笑んで『そう。』、と呟き車を出た。
僕も決意を胸に我が家へ向かった。
家の事は曜子さんが全て済ませてくれたので、後は荷物を積んで出発するだけとなった。
『ありがとう。』
僕は玄関で我が家に向かってあいさつをした。別れのあいさつではなく感謝の言葉を。
程なくして、僕は車の中で眠ってしまった。如月四姉妹の夢を見ながら…
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