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ルヴィアは支度を整えていた。
「ルヴィ…。入っていいかしら?」
「どうぞ?」
「どう?支度はできたの?」
「ええ。で、お母様はどうされたの?」
「はい。これ…」
「何ですか…これ…」
「向こうでいう御守りよ。私がお父様に貰った、大切な物よ」
「そんな!そんなに大切な物を受け取れません!」
「…貴女を失いたくないから…渡すのです」
「お母様…!」
ルヴィアはヴィーナスに抱きついた。
「大丈夫。貴女の好きな人物が貴女を護ってくれるでしょう…」
ルヴィアはうなずいた。
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