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ルヴィアは早朝に家を出た。
(行ってきます…お父様、お母様…)
いつもの街並みに別れを告げ、空港へ向かった。
(この便に乗れば日本へ行けるのね…)
ルヴィアは高鳴る鼓動を抑え、受付に向かった。
「あの、日本の便を一枚下さい」
「はい。パスポートを見せて頂けますか?」
「はい」
ルヴィアはパスポートを受付に見せた。
「確認いたしました。ルミナス・デ・ルヴィア様でよろしいですね?」
「はい」
「では、350ユーロになります」
「はい。じゃあこれで…」
「はい。400ユーロお預かり致します。では50ユーロのお返しです。では、こちらがチケットになります」
「ありがとう。どこが日本へ行く便?」
「あの3番ゲートです。ではよい旅を…」
ルヴィアは3番ゲートを目指して歩き始めた。
「荷物チェック致します。ここに荷物をおいてください」
「はい。お願いします」
10分後…
「お待たせいたしました。ルミナス・デ・ルヴィア様。こちらがお荷物になります」
「ありがとうございます」
「では、よい旅を…」
ルヴィアは飛行機に乗った。
「チケットを拝見致します」
「はい」
「はい、確認いたしました。ファーストクラス席へどうぞ」
「ありがとう」
ルヴィアの席がファーストクラスということは、ルヴィアは相当金持ちなのだろう。
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