第一幕

4/14
前へ
/56ページ
次へ
今いるのは不発弾の処理に関わる人と、人が残っていないかパトロールしている人くらいのもの。 道路は封鎖され、誰も入れないはずの街に、一人の青年はいました。 彼は街の人間でしたが、不幸にもさっきまで寝込んでしまっており、避難する機会を逃していたのです。 もちろん、事情を話せば出られるとは思うのですが、なんだか面倒なことになりそうな気がしたので、パトロールの目をかいくぐっていました。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加