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……………
晴香
「…うーん」
秋人
「お?
起きたか」
晴香
「ここ何処?」
秋人
「学校の保健室だ
お前凛に殴り飛ばされたんだぞ」
晴香
「凛々アッパー恐るべしね」
秋人
「お前が悪い」
晴香
「愛情表現よ
あの子可愛いんだもん」
秋人
「懲りないなぁ」
晴香
「ねぇねぇ秋人?」
秋人
「なんだよ」
晴香
「秋人が運んでくれたの?」
秋人
「そうだよ」
晴香
「ありがと」
秋人
「あぁ」
晴香
「ところでさぁ
凛と何かあったの?」
晴香はいきなり真剣モードで聞いてきた。
秋人
「…………」
何も答えれなかった。
晴香
「そっか
それで二人とも何か違ったんだぁ」
だが晴香は何か察したようだ。
秋人
「相変わらず鋭いな」
昔から晴香は鋭い。
何か変化があると必ず気付くタイプだ。
晴香
「まぁね
付き合い長いし
見てれば分かるよ」
キーンコーンカ-ンコーン…
チャイムがなった。
一時時間目の始まりを告げる。
晴香
「始まったねぇ
秋人どうすんの?」
秋人
「ダルいなぁ」
晴香
「じゃあ一時間目はサボり?」
秋人
「そうするかな」
晴香
「じゃあそこにいて
私もう少し動けそうにないし…」
秋人
「屋上にでも行こうと思ってたんだが」
晴香
「ダメ
ドコかに行ったら
『秋人が保健室で獣になったー』って言いふらすから」
秋人
「勘弁してくれ
分かった、分かった」
晴香は昔からこうなると引かないから言うことを聞くことにする。
晴香
「…よかった」
そう言うと晴香は目を閉じて寝てしまった。
とても気持ち良さそうに。
秋人
「ったく
自由だなぁ」
………約一時間後
二時間目はサボるわけにはいかないと言って晴香は教室へ向かった。
俺は屋上へ向かっていた。
昼寝ををするために。
…………
目を閉じると
すぐに眠気が来た。
秋人
「朝早かったしなぁ」
そして俺は眠りについた…
……………
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