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「……士君。何で写真なんて撮ってたんでしょう。」
川辺で、士が撮った写真を燃やしながら、夏海が海東に聞いた。海東は、帽子を深く被ると「知らないよ」と小さく答えた。
「ただ、士は…フィルター越しでしか人と…世界と接する事が出来なかった。」
夏海が、士が映っていた写真も、少し眺めながら、暫く見てから燃やしていく。
「でも、士君は…それでも、士君は士君として世界と向き合いたかったんだと思います。」
海東の顔を見上げると、海東が明後日の方角を見ていた。夏海が、その方角を見ると次元の壁が掛かった。
「…どうかな?」と言うと、壁から仮面ライダーJが現れて、誰かを追ってるように見えた。
「行きましょう、大樹さん!」
と言うと夏海が、その場所へ向かって走り出した。
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