仮面ライダーW…ビギンズナイト…

7/12
前へ
/24ページ
次へ
ウォッチャマンは、翔太郎に振り向いて「翔太郎君は…」と言うと、 「どっち?!」 と四人から聞かれると、 「どっちでもいいよ、胸だか足だか知らないけどよ」 飽きれた感じで言うと、「どうでも良く無い!」と四人から揉みくちゃにされながら、ドアまで押されはじめた。「痛い、痛い」と言いながら押された翔太郎の後ろで、ドアが開いた。 翔太郎が、開いたドアから倒れ込むと「きゃっ」と女性の声がした。 未だ、わいわい言う四人を静止するように亜樹子が「お客さん、お客さん」と言いながら、ベルを鳴らすと、我に返った四人が女性を見た。 翔太郎も、その隙に部屋に戻るとサングラスを掛けた女性は、 「すいません、探偵事務所と間違えちゃいました…」 と立ち去ろうとした。 六人は取り繕った笑顔をしながら、 「探偵事務所でぇす!」 とにこやかに答えると、サングラスの女性は戸惑いながらサングラスを外した。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

141人が本棚に入れています
本棚に追加