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士が、バックルを開いてディケイドから人間の姿に戻る。
カブトがいた位置から、カブトのカードを拾うと、天にかざすように眺めた。
微かに見えた太陽の光にカードが重なると少し顔をしかめた。
そこに群がるように、ライオトルーパーが再び囲んだ。
「全く…懲りない野郎だ!」
士が睨みつけ、カードを持ったままの手を、ある方向に向ける。
そこには黒い服を着たユウスケが立っていた。
「…士。今日こそ決着を付ける。」
士は、睨むユウスケに対して唾を吐くと、うっすらと笑みを浮かべた。
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