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「娘さんを俺にください。」
恭夜は頭を下げた。
「絶対に幸せにしてみせます。」
「恭ちゃん…。」
乃亜はその姿に泣きそうになっていた。
その時、優しい風が一陣吹いた。
“頼みます”
“幸せにしてあげてね”
恭夜と乃亜の耳には男性と女性の声が風とともに聞こえた。
「パパ…ママ…。」
乃亜はポロポロと泣き出した。
「はい、必ず。」
恭夜は頭を上げそう誓った。
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