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玲奈は恭夜の無理やり腕を掴んだ。
「いいから来なさい。」
「ハァ?なんでそうなる!」
「うっさいわね!会うだけでいいから来て。」
「…わかった。」
恭夜は玲奈が必死に言ってきたので頷いた。
玲奈は恭夜の腕を掴んだまま部屋を出た。
恭夜は玲奈の赤いスポーツカーの助手席に乗せられた。
「どこ行くんだよ。」
「姪のマンション。」
玲奈は車にエンジンを入れると走り出した。
「…本当の目的はなんだ?」
「さすが幼馴染みね♪昔みたいに玲奈お姉ちゃんって呼んでいいわよ。」
恭夜は半分呆れて聞いていた。
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