710人が本棚に入れています
本棚に追加
「うむぅ……、クロ、ちゃん?
なんか……、コトバ、ヘンじゃない……?」
ようやく目が覚めてきたのか。もぞもぞと動きながら、うっすらと瞼を開き尋ねてくる。
「そんなことはございません。さ、ユリエル様。モーニングティの準備が出来ましたので、お目覚めください」
相変わらず唸ってばかりで起き上がろうとしない主に、クロフォードだんだんイライラとしてくる。
「さ、ユリエル様、早くお目覚めください」
怒りを抑え、カップを差し出す。
最初のコメントを投稿しよう!