物語の始まり

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仕方なく今日も起こしてやる 「おい、坂野。起きろ!!」 俺は寝てる坂野の背中をツンツンつついてみる 「んー。あぁ~」 あくびをしながら起きる坂野 容姿は、生まれつきの茶髪にクリンとした目。 制服をちょっと乱暴に着ているあたりから不良ぽいが全くの普通人物だ 「ありがとさん。あの転校生人気みたいだね」 「あぁ。まぁ木村に脅されてしばらく周りの奴らしゃべらなくなっちゃったけどな。」 「木村また恐喝かよ。おっかね~や」 「恐喝じゃねーよ!!」 ちょっと離れた席の木村がこっちをむいて怒鳴ってきた 「ありゃ、聞こえてたや(笑)」 「(笑)じゃねー!!ってか優太、学級委員のくせに朝から寝てんじゃねー!!」 「全くいつもいつも木村はうるさいからいけねーや。人は眠いとき寝ればいいんだよ」 「時と場合を考えろ!!」 学級委員どうし、この2人の言い争いも今始まったことじゃない 相変わらずうるさい奴らだな キーンコーンカーンコーン そんなこんなでホームルームを終えるチャイムが鳴った それと同時にみんな席を離れ、おのおのすきなようにしている
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