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「なぁ、お前ら」
後ろから声がしたから振り返って見ると学級委員長の黒田がいた
黒田は1人で息をきらしている
「どうしたの黒田?」
「いや~、木村と優太がいなくてな~。見なかったか?」
「いや、見てないけど」
「そうか、スマンナ」
そして黒田はダッシュで去っていった
あっ
そういや、黒田はかなりの方向音痴だった(^_^;)
まぁ、木村と坂野と帰ってたらはぐれたんだろうな
するとまた後ろから
「お前ら!!」
また黒田だ
「なんでお前が後ろからくんだよ!!」
田中が怒り気味に言うと黒田は申し訳なさそうに
「スマンナ。なぜかうちに帰れんのだが…。どうしたもんかな~」
「帰んなければ。」
愛の一言で場が凍った
さすが毒舌女
黒田はまたトボトボ去っていった
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