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確かここらへんだったような…
あ、あった！あった！
さとしの家の白い２階建てのアパート！
懐かしい…！小学生の時以来だな。相変わらずのボロボロ…
アパートの門をくぐろうとした時だった
誰かが俺にぶつかってきた
「つっ、いってぇ！」
ぶつかってきたのは
長い黒い髪の毛
目が見えなくなるくらいある前髪
濃い緑のスカート
茶色いセーター
を着た女だった
こいつダサ…
「ねぇあんた大丈夫？」
彼女に手を差し出す
こんな俺って優しいわぁ
彼女は下を向いている
「だ、大丈夫で…す。自分で立てますから…。ぶつかってごめんなさい。それじゃあ…」
そう言ってアパートの中に入って行った
なんだよ。
せっかく俺が親切にしてなったっつーのに
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