726人が本棚に入れています
本棚に追加
/122ページ
「…お?みんな揃ってどうしたんだ?……山崎まで。」
「俺らに隠し事かー?やらしい奴らだな、本当に。」
「や、やめなよ!近藤さんや、土方さんがいるんだから!」
廊下に出た一同と鉢合わせたのは、永倉、原田、藤堂だった。
土方は眉間に皺を寄せ、近藤と沖田は微笑み、山崎と怜は無表情だった。
……威圧感が尋常じゃない。
「何だよ土方さん、その反応。まるで、〝面倒くせぇ奴らと会っちまった〟みたいな顔。」
「左之……それ、あながち間違っちゃいねぇかもしれねぇぞ?」
「悲しくなってきちゃうから、やめようよ。」
原田に対して突っ込む永倉。
それに対して突っ込む藤堂。
それを見ていた怜は、目を細めた。
──こやつら面倒じゃな───
.
最初のコメントを投稿しよう!