接触

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 *** 真夜中。 暗闇の中をゆっくりと歩く、二つの影。 「土方さーん。僕を島原なんかに、連れていかないで下さいよ。」 「総司。てめぇも、いい大人だろ?慣れろ。」 「あそこに行くと、気分が悪くなるんですよねーなぜだか。」 「…意味わかんねぇ。」 そんな会話をしていると、土方と呼ばれた男が立ち止まった。 「…土方さん?どうしたんですか?」 「…血生臭ぇ。」 「そうですかね?」 そう言うと、土方は目を細めて言った。 「あそこにある影は、人か?」 .
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