偽物の毛皮

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Ⅲ、史上最強の女帝アリス 『野郎ども!良いかよく聞きなっ 今回は隣国との戦だ この前のやくざの抗争とは訳が違う 死ぬ覚悟がある奴だけチャカ持ってついてきな』 この国の女帝は最強の強さを誇る 『女帝!お言葉ですがぁこの国に女帝について行かぬ兵士などおりませぬっ』 『よしっよく言った!では行くぞ!戦ジョー『アーリースーちゃーん』』 出鼻をくじかれ兵隊たちとともに声のするほうを振りむくとニコニコしながらやってくるへたれ、もとい皇帝の姿 『皇帝!これから戦なのですから外に出ては危ないですぞ』 忠告する兵士達に大丈夫だよ~とへらへらしながら女帝(本名アリス)に近付きハイッっと小箱を差し出した 『お弁当忘れてたから お仕事がんばってね』 ニコニコニコニコ… ムカつくくらいの笑顔 『皇帝…行ってくる 早く城に戻りな』 『うん』 全てを見透かしているような笑顔 女帝は最強の強さを誇る 愛する国民、兵士…そして夫を守るために 女帝は強く気高く咲き誇る 『いくぞ!野郎ども!』 『YesMyLoad』 戦後 『ピーター見てよ!このお弁当!ハートがかいてあるでしょ 姫(皇帝)が作ってくれたのよ』 『はいはぃもう何回も聞いたよ女帝』 『ちょーっとしっかり聞いてよ!惚気られるのお前くらいなもんなんだから』 『はいはぃ最強の女帝も皇帝の事だとただの乙女ですね』 『愛してるからね☆』 なら普段からデレればいいのに と胸の中でため息をはいたのはピーター
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