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ずっと…だなんてまるで何日も眠っていたみたいじゃないか。
「はい!ずっっっ――っとです!もう、何年寝るのかと思いましたよシキ様!あれ?シキ様とレキって名前似てますね!?わあっなんか嬉しいなっ!」
…………………何年?
「ちちちちちょっと待て!何年って…私どの位眠ってたの?!」
「落ち着きなさいレキ。シキ様が混乱していますよ」
「へ?あ、ごめんなさーい」
ぺろっと舌を出す仕草はとても可愛いものだった。
じゃあ…と、彼女は紫希に向き直り、にっこりと笑った。
「今からしっかりと説明しますね、シキ様!」
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