妖魔?

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┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼ 『気に入った………』 視界が…真っ白になる………。 そして、 唐突にブラックアウトした――――― 倒れた紫希を眺める二人。 『ルクロディウス様…この人間…どうなさるおつもりですか?見たところ全くの普通の人間の様ですが』 喋ったのは半歩後ろを歩いていた青年。濃い緑色の長い髪を後ろに流している。目つきは鋭く、戦う者のそれと分かる。 『言っただろう?気に入った、と。…この子供に決めた』 それに対し口を開いたのはルクロディウスと呼ばれた男。 銀色の腰ほどにもある長い髪を前髪から持っていき、上で結っている。俗に言うポニーテールだ。 『は…?え、この人間を…ですか?』 青年は軽く目を見開き、少女を見る。 『ユオキス、凄いぞ?この子供。……………《宝石持ち》だ』 ルクロディウスは言いながら紫希の体を持ち上げる。 ユオキスと呼ばれた青年は更に目を見開いた。  
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