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よくよく見ると、紫希に与えられていた部屋はやたらと豪華だった。
天蓋付きの大きな寝台は、二人で寝てもまだ余る。紫希はうつ伏せに寝て、今までの事を考えていた。
《宝石持ち》………
妖魔………
………王……………
ぐるぐると同じ事を考え続ける。
……………叔父さん。遊緒(ユオ)………。
駄目だ、これからどうするにせよ家がどうなったのか気になる。
紫希はむくりと起き上がると、部屋の外へ出た。
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