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外は淡く水色に光っていた。城の中にあったあの植物が群生しているらしい。
流石に此処は城なだけはあり、高い位置に建っている。
下に広がる街並みを見て紫希は驚いた。
「これが……妖魔の世界……妖魔の、街………?」
てっきり隠れ住む様にしているものと勘違いしていた。
確かに人間の街とは少し違い大きな道などはあまり無く、いたるところに光る植物が生えていた。
車などは存在しないのだろう。
あの一瞬での移動手段があるのだから。
美しさを第一に考えられた街並み、それは紫希に感動を与えた。
「凄い………」
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