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俺はロリコンじゃない、俺はロリコンじゃない、とぶつぶつと呟きながらうなだれている彰を放っておき、レキは紫希に不安そうな顔を向ける。
「やっぱり…帰りたい、ですよね……でも今の様に妖魔は他者を簡単に魅了してしまいますから、シキ様が望む普通の生活は無理ですよ?」
紫希は苦笑して答える。
「うん、さっきので理解したよ」
いくら可愛いとは言え、レキの様な子供(見た目)に欲情する程彰は女に飢えてはいない。
それでもさっきの彰はレキのちょっとした誘惑に動揺した。
それは明らかに妖魔としての魅力によるもの。
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