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「あ、葵おはよう」
葵は一年から同じクラスだったからすごく安心できる。
「あれ?葵髪はねてるよ」
「え!嘘っ!」
葵は慌てて頭を抑えて水道まで走っていった。
鏡ないのに場所わかるのかな?
疑問を持っていると葵はまた急いで帰ってきた。
「そんなに慌てなくても……ってうわっ冷たっ」
やっぱり場所がわからなかったらしく葵は頭全体を水で濡らしていた。
「ごめんねー。めんどくさいから水ガーっとかけてきた」
あははと笑いながら葵は濡れた髪をハンカチで拭いていた。
「ショートヘアーで良かったね」
「こういう時のためにショートヘアーなんだよ」
葵のめんどくさがりなところは短所であり、長所でもあるので呆れながらも気にしないことにした。
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