第1章 出会いはいつも突然で……

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あれから、尚は帰って来ませんでした……。でも仕方ないよね!?レディを振り回した罪は、海より深いもんね! 「てめぇ……何をブツブツ言ってんだ。 誰のせいでこんな目に会ったと思ってんだよ?あぁ?」 あ、生きてた。 尚は、今にも僕に机を投げてきそうな目で睨んでます。 うん、これは獣の目だね! 「ゴメン!ゴメン! あれは、囮作戦だったんだ!ちゃんとあの後助けるつもりだったんだよ?」 「良いこと教えてやろうか? お前のその目を、嘘つきの目っていうんだよ!」 はい!逆効果だったみたいです! 尚の目はさっきより血走り、殺気に満ちたオーラが体中から吹き出してきました。 うん、これはラ○ウの兄カイ○ウのオーラと同じものだよ! 影が悪魔の姿だよ! 「たく、昼飯もゆっくり食えねぇ。」 尚は、ブツブツ言いながらお弁当のおかずを口に放り込んでいます。それもそのはずなんだけど……。尚は目黒先生に連れて行かれてから、今までずっと監禁されてたんだから。 まぁ、僕が悪いんだけどね! 「だいたいよ! 何なんだよあの糞教師! まともに授業もしねぇくせに偉そうに説教しやがって!」 尚は、どうやら次の授業が目黒先生の理科で、しかも授業開始のベルが鳴っていることも、さらに目黒先生が後ろに立っている事も気付いて無いみたいです。 「おい、天月。 今日、放課後……職員室に来るように……」 ご愁傷様!天月君!
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