第1章 出会いはいつも突然で……

12/16

25人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
うん。みんなには現在の時間を知ってもらわなくちゃならない…… 現在、午前2時45分……。 ホームルームが終わってから、既に9時間強の時間がたってしまっている。 何?都合が良すぎる? 何の話ですかね? しかし、俺が受けた仕打ちは、えげつない物だった。なんせ、縛り付けて人体改造されそうになったんだからな……本当に。 憧れの仮面○イダーにされるところだったよ。別に憧れてはないが……。 まぁ、俺はその後目黒の魔の手から逃れ、現在に至る。 今、俺は流星群を見るため、俺しか知らない穴場に向かってトボトボ歩いている。 「もうすぐ流星群が見れるぞ!元気出せ、俺!」 俺は、暗い気持ちを吹き飛ばすため、自分を励まし、パンパンと頬をたたく。 うん!何か元気出て来たぞ! そんな事をしている間に、俺は穴場に到着した。 説明が遅れたが、俺の言う穴場とは少し狭い原っぱの周りに木々が生い茂っている、という形をしている。 「今の時間は……2時55分か……。そろそろ始まっても良い頃だけど……」 俺は何気なく、空を見た。 その時、一筋の流れ星が流れた。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加