第1章 出会いはいつも突然で……

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「おぉ……やっとか……」 うん……。やっぱ星は綺麗だ……。 しかし、いくら待っても、次の流れ星は流れない。それどころか…… 何か……流れ星……接近してません? うん、なんかむっちゃ燃えてるんすけど……。 「おいおいおい!流石にまずいって!」 俺は、とっさに近くに生えていた木に隠れる。つか隠れないと死ぬ。 凄まじい音をたてて墜ちてきたそれは…… 「ミサイル……?」 はい!ミサイルでした! ん?何か書いてるぞー?何々……MADE IN AMERICA……。 ――――分かりやす!何処が落としたか分かりやす! 日本!お前はいったい何をしたんだぁぁあ! 俺が頭を抱えて(心の中で)叫んでいると、ミサイルが凄まじい音をたてた。 「ちょまっ!お前爆発するつもりじゃ……!」 あぁ……。俺、死ぬんだー…… パカッ! パカッ!?そこはドカンじゃねぇのか!? 恐る恐る。俺は、割れたミサイルに近寄る。 ミサイルが落ちた所はクレーターになっていた。 「おいおい……。マジかよ……?」 ミサイルで出来たクレーターに少女が眠っていた。
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