25人が本棚に入れています
本棚に追加
うん……。クレーターに寝ている少女ですが。さっきまで居なかったところをみると……ミサイルから生まれた!?
何か、物凄く嫌な予感がするんですけど……。なつーか、この子と関わると、ろくなことが起こらない気がする。
ということで、俺はその場から離れる事にする。なのに、俺の体は一向に『逃げる』という行動を開始しない。
ははは……。出来るわけねぇか……。俺はそういう性分だったな。
俺は、クレーターの中に居る女の子を起こすために、クレーターの中に入っていった。
「おぉい!起きろぉ!」
俺は、軽く女の子の方を叩く。言っておくが軽くだぞ?ペチペチする程度だぞ?
「……ん……」
すると、女の子は小さな声をあげた。
うん、一言いいか?
めっさ声かわえぇぅえ!
などと、自らのキャラを崩壊させ『変態』のようなことを心の中で叫んでいると、女の子が目をゆっくり開けた。
「おぉ、目が覚めたか?」
すると、女の子は立ち上がった。
女の子が立ち上がって初めて気付いたのだが、銀色の長い髪、海のような蒼い目、月に照らされて輝く白い肌、そして布一枚だけ彼女はまるで……『天使』のようだった。
その、『天使』のような女の子は俺にある質問を問いかけてきた。
「あなたは……私の…………『教育者』ですか………?」
最初のコメントを投稿しよう!