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「あの…………すみま……せん……」
「あぁ、もう謝んなくて良いから」
さっきの裸事件の話だが、どうやら知愛は昨日見たテレビ番組で、人肌で温めるのがいい……というのを聞き、俺に喜んでもらいたい一心で裸になったらしい。それは遭難したらの話なのだが……。
「あの……その……」
「あぁ!もう良いって!さっきから何回謝ってんだ!それより服だろ?そんな格好じゃ風邪引く」
「……あう」
知愛は俯いて黙り込んでしまった。少し悪いことをしたような気にもなるが、仕方ないんだ。さっきから俺は、知愛の目のやり場に困っている。
なんせ、HADAKAですからね。
現在進行中でタンスの中を俺は漁っている。
とはいっても、俺1人暮らしで……女物の服なんか……………………あったぁぁぁあぁぁあ!
タンスの中から出てきたのは真っ白なワンピース。
早速、それを知愛に渡す。
「知愛、これ着てこい」
「……はい」
知愛は、俺からワンピースを受け取ると……。
俺の目の前で着替え始めました。
「……なんで……そうなるんだぁぁぁぁぁあぁあ!!!!」
あぁ、なんか今日……叫んでばっかり……。
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