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その後、俺は知愛を違う部屋に移動させて、着替えさせた。
しばらくして、知愛がゆっくり歩いてきた。
その姿は、一言でいうと……
Beautiful!!
「……あの……どう…ですか…?」
「だから、Beautiful!!」
「………………?」
「あ、いや……。こっちの話だ」
いかん、いかん……。
つい心の声を出してしまった。しかし、まぁこの美しさを見れば、心の声も出てしまうだろう。
銀色の綺麗な長い髪、蒼空のように透き通った蒼い瞳、白い肌に埋め込まれた赤い水晶、そして白いワンピース。
彼女の持つ全てが、完璧であった。
しっかし、なんでうちにワンピースなんか……………っあ。
それはとある雨の日。
『尚ぉ、服ビシャビシャになったからお風呂貸してぇ』
『な、お前そんな急に!』
『わぁ!お風呂沸いてるじゃん!一番風呂だ!尚、覗かないでよぉ?そのワンピース洗っといて!また取りにくるから!』
『ば、馬鹿!覗くか!お前、帰りなに着て帰んだ!?』
『体操服あるぅ!』
そっか!あの時か!結局取りに来なかったな……。
しかし、着る奴1つでここまで違うのか……。
無駄に感心する、俺であった。
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