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俺達の通っている学校は小さな山の上に建設された新築だ。
俺達は今年で高校二年生になった。
「ねぇ尚~」
「あぁ、なんだ?」
明日香は話しかけたものの話題を決めていなかったようで、唇に指をあて、話題を考え初める。
「あぁ!そうだ!
尚は大学どこ行きたいの?」
「あぁそうだって……。
そんなもん、まだ決めてないよ……。だいたい、ついこの間高ニになったとこだろ?」
「そだったね!アハハハハ!」
アハハハハ!じゃねぇだろ……。この阿呆は……。
俺は、呆れて溜め息をついた。
ん?
そうだ……。今日は昼飯が無いからコンビニで買うんじゃなかったか?
全く、阿呆に気を取られてすっかり忘れていた。
俺は、この近くにできたコンビニエンスストアに行き先を変えることにした。
この道だとあそこが一番近いからな……。
「あれ?
尚~どこ行くの~?」
「コンビニ……」
「最近できたあれ?たしか、セブン○レブンだったけ?
それなら僕も行く~!」
「いや……こなくて良いぞ?お前がいると、俺が迷惑するし。
つか、来んな」
「酷いな~。
僕達、幼馴染でしょ~?」
「それだけは言うな……。
俺の人生最大の汚点だからな……」
「むー!
絶対付いてってやる~!」
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