15人が本棚に入れています
本棚に追加
冬空の中、オレはいた。辺りは既に夜を迎え、間もなく聖夜が近づいていた。オレの目の前には、大きな木が存在していた。どうやら聖夜の到来と共にイルミネーションを点灯するらしい。
今、何時だ?
もう一分を切った。
30…20……10……ふふ、5秒前に勝利を宣言しよう。
7、6、5………
………恋人共オレの勝ちだ!!
イルミネーション点灯!!
司会がイルミネーションを点灯する。それと同時に辺りを駆け巡る衝撃。
…な……なんだよ…?これ…?
偶然、オレの目の前にリア充がガタガタと震えながら、言う。隣の女は泣き喚いていた。
オレの目の前に広がる光景。それは奴らを恐怖のどん底に突き落とす者であった。
クリスマスツリーには、本来なら鈴やら靴下やら可愛らしい装飾だがそれは違う。そこにはたくさんのいい男がぶら下がっていたのだ。
うほっ!いい男!!
いい男の登場により、そこは地獄と化した。多くの人間が掘られていくさまは、まさに地獄!!
何故、いい男が……?
そう、すり替えて置いたのさ!!
完全に僕の勝ちだ!
まだ終わらない、次の計画は既に実行している。パニックになったリア充が向かう場所、それは……ホテル!!!!!!!!
最初のコメントを投稿しよう!