3人が本棚に入れています
本棚に追加
とある星の散る夜…小さな男の子と女の子がとある家の屋根に上がり、屋根に座り空を見上げていた…
「綺麗だね…」
「そうだね…」
女の子の言葉に男の子が返す。
その時、夜空をキラッとしたものが流れる。
「あ!流れ星!」
男の子が流れ星を見つけ、見えた夜空の方向に指を指す。
「…」
「…?どうしたの?」
女の子がずっと下を向いていたので、男の子は心配になった。
「…良し!」
「何が良しなの?」
「流れ星が流れる間に3回お願い事をすれば願い事が叶うんだって!」
「そうなんだ!何をお願いしたの?」
男の子が聞くと女の子が少し頬を赤らめる。
「…もぅ!ひ・み・つ、だよ!」
「え~何で~?」
「秘密は秘密だよ!」
そう言うと、女の子が立ち上がり、少し前に歩いて振り向く。
「私、君のこと好きだよ!『流』君!」
「僕もだよ!『 』ちゃん!」
最初のコメントを投稿しよう!