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蛍火
静かな夜
とっておきの場所に
君を連れて やって来た
林を抜けた 川のほとり
木々のささやき 虫の歌声
ほら 見てごらん
楽しげに 揺れながら
小さな灯かりが
集まってきたよ
ほら 満天の星空みたいだね
君と一緒に
見れてよかった
舞い上がる蛍火が
君の笑顔を照らしてる
いつか僕ら離れても
この光景(けしき)は
忘れないよ
君と出会って
生まれた気持ち
君と出会って
見てきた景色
あといくつ数えられるかな
あといくつもないのかな
分かっているよ
この季節みたいに
僕らもずっと
同じじゃないさ
旅立ちの日が
やって来たら
祝福するよ
会えてよかったから
舞い上がる蛍火が
君の心を照らしてる
いつか僕ら離れても
この気持ちは忘れないよ
巡る季節の中では
はかない物語
けれどその輝きは
大事なものを照らしてた
舞い上がれ蛍火よ
優しい光で包んでおくれ
いつか僕ら離れても
ずっと優しくいられるように
舞い上がる蛍火が
君の笑顔を照らしてる
いつか僕ら離れても
この光景(けしき)は
忘れないよ
思い出はいつも
胸を温める
灯火
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