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かずきに顔を近づけて迫りくるセレスにかずきは慌てて歩道橋へと駆け上がる
そんな中、空は曇っていて今にも雨が降りだしそうだった
さすがに心配したのかセレスはかずきに叫ぶ
『そんなに走ると危ないわよ!』
セレスの声が小さくてかずきには聞こえなかった
『えっ?セレス、なんだって?』
聞き返したと同時にかずきは閃光に包まれる
かずきに落雷が直撃したのだ
『かずきっ!』
心配になりセレスはかずきの元へと行こうとした時、歩道橋の上からかずきの方が落ちてきた
『アンタ…大丈…夫?』
近づいてかずきの無事を確認しようとしたセレスは一瞬でその場に凍りついた
かずきの上には見たこともない女性が倒れているのだ
そしてかずきの手はその女性の胸におさまるような感じで掴んでいた
『あいたたた…セレス、お前また胸が大きくなったんじゃ…』
揉みながら答えるかずきにセレスは殺意をわかせながらカバンを手にした
『へぇ~アンタはいつから人のバストを測ってたわけ…』
声が聞こえる方へとふりむくと目が笑っていない笑顔のセレス
『あれ…じゃあこの胸の感触は…』
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