始まりはここから

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『名を聞く場合は先に自分の名を名乗るのが礼儀であろう』 『なっ…』 『まあまあ、俺の名前は真宮寺かずき』 『セレス・フォンベルグよ…』 『かずきにセレスか…よい名だ。我は伊達政宗、以後よろしく頼む』 深々と礼をする政宗 『伊達…』 『政宗って言ったら戦国時代の武将じゃない…』 『でもコスプレって訳ではなそうだしな~』 『なんで?』 『さっきの短刀…あれ本物だぞ』 『うそっ…』 ひそひそ話をする2人が気になる政宗 『小さい声で何を話しておる』 『なんでもない』 『うんうん』 『おかしな奴らじゃ』 あまり納得がいかないみたいの政宗にかずきが近づいていく 『ちょっとかずき!』 『本物かどうか確かめるにはこうするしかない!』 『アンタ…まさか!』 『お主…目が変じゃぞ』 少し後ずさる政宗に距離をつめるかずき 『悪いが確かめさせてもらう!』 そういうと同時にかずきの腕は政宗の胸へと伸びた 『なっ!』 『ひっ!』 『ふむ…やはりこの胸の感触は本物だ!んっ?どした2人とも…』 『『死ね』』 冷たいセリフはかずきを殴りまくる為の合図だった
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