ｷﾞﾙﾃｨ･ｵｱ･ﾉｯﾄｷﾞﾙﾃｨ

僕は出会う

そして、僕は家を出る。

高校は中学校とは正反対なので道がよく分からないので、早めに家を出てきた。

｢ふぅ………………｣

人が多くなってきた。185、376、92、68…………。
人によって様々な数字が見える。億劫だ…………。

……………………

…………

｢着いた…………か｣

僕は、高校の校門の前に立つ。

北見市立高等学校、通称北校。

よくラノベにあるような不良もいないし、マッドサイエニストもいない普通の学校だ。

５階建てで、正面玄関と、恐らく職員用玄関が左手にある。

玄関に張り出されているクラスを確認する。

受験番号は、0179。0179、0179っと……………。

１年６組、５階、か。

下駄箱に靴を入れて、まだ綺麗で新品の独特な匂いのする靴を履く。

下駄箱を通過すると、通路が右左に伸びていて、それぞれ右側の端、左側の端に階段がある。
５階が１年、４階が２年、３階が３年となっていて、左側から１組、２組……………一番右側が８組となっている。

つまり、左側の階段を上れば１組、右側の階段を上ると８組に近いって訳だ。