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次の日も、奴隷のようにこき使われた。
家に帰っても何もする気が起きずに、そのままベッドに横になった。
どれぐらい時間が経っただろうか、電話がまた鳴った。
｢もしもし、橘ですが。｣
昨日みたいな間違い電話があるといけないので名字を先に名乗る。
｢もしもし、私たち、やり直さない？｣
またあの声だ。
｢昨日も電話したっすよね？違いますよ。｣
昨日のように、ここで終わりかと思っていたが、電話の向うで啜り泣く声がした。
｢迷惑ですよね・・・。｣
ここまでされるとなかなか切ることができない。
切れたとしても相当後味悪くなってしまう。
｢あの、オレでよかったら話聞きますよ。そしたら少しはすっきりするかも・・・。｣
これから起きることそれはこの一言からすべて始まった。
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