新生活の出来事 ミサキの場合

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入学式が終わり、男の人から声を何回かかけられたが、女友達はまだできずに一人でいる時間がほとんどだった。 彼氏とも連絡を取れるのは夜の時間しかなかったので毎日私は寂しい時間を過ごしていた。 そして、少しずつ距離を感じるようになってきた。 そんなある日のこと、部屋でテレビを見ていると、電話が鳴った。 「よお、元気か?」 声の主は、懐かしいあの人だった。 「元気だよ。どうしたの急に?」 いつもだったら、電話をしていいか必ず聞いてから電話をするので、びっくりした。 「いや、あのさ・・・俺たち別れよう。」 予想外の言葉、まさかこんなことを言われるとは思わなかった。 「え?何で?」 「・・・いや、もうお互い離れ離れになったし・・・ごめんな。」 「嫌だよ・・・そんなの嫌だよ!!」 私はそれしか言えなかった。
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