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「そうよ。アタシはいつも耐えてた。我慢してた。咎人になりたくなかったから…でも、此処じゃ誰を殺しても咎人には決してならない。誰を殺しても、何人殺しても…この世界には我慢なんて言葉は存在してないんだわ」 芽衣は独り言を傍らで呟きながら、フードの青年は満足そうに笑った。 『どうも、この世界に居る理由が出来たみたいですね。そうですアリス。貴女が、貴女のしたい様にすればいい。そして、自分だけの物語を作ってみて下さい』 「えぇ、えぇ、勿論よ。なんて素敵なワンダー・ランド。どうしよう!やりたいことが山ほどあって、何から始めていいか迷うわ!!」 『じっくり考えてください。時間も生きた人間も山ほどありまから。』 「えぇ。貴方の言う通りだわ!!」 フードの青年は人差し指をピンと立てました。
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